建築用語集

建築用語集

ミッドセンチュリーとは?

1940年~1960年代アメリカの「時代背景」、「インテリアデザイン」、「建築デザイン」等の総称としての認識が多いです。
1945年に第二次世界大戦が終結し、戦勝国アメリカでは、戦時中の軍事産業で生み出された「FRP(繊維強化プラスチック)」や「プライウッド(成型合板)」を使用し、チャールズ&レイ・イームズ夫妻が「ラウンジチェアやダイニングチェア」等「住宅家具」を次々と発表しその後、ハーマンミラー社が製品化していきました。
1949年チャールズ&レイ・イームズ夫妻は自宅となる「イームズハウス」をカリフォルニア州パシフィックパリセーズに建築し、現代でも世界中の「建築デザイン」「モダニズム建築(鉄筋やコンクリート、ガラス)の傑作」として多く知れ渡っています。

インダストリアルとは?

「産業の」「工業の」という意味で、1919年にアメリカのジョーゼフ・サイネルが大量生産可能且つ機能美にすぐれた工業製品のデザインをインダストリアルデザインとして提唱しました。そして現代では「コンクリート、鉄骨等の無機質な素材」や、あえて「ヴィンテージを再現する錆加工、エイジング加工」等を「リノベーションデザイン」に採用し、リノベーションと言えば「インダストリアルデザイン」と言うほどに認知されました。

ティーズオールワークスのインテリアコーディネートとは?

運営しているインテリアショップのティーズガレージファニチャーの家具、照明、雑貨等を住宅デザインに合わせてご提案しています。よりミッドセンチュリーやインダストリアルを身近に感じるインテリアコーディネートを心がけております。新築住宅やリノベーション住宅のサイズに合わせたオーダー家具の製作、設置も行っています。

ZEH(ゼッチ)とは?

ZEHとはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略語で、断熱性能と省エネ性能を高め、電気消費用を削減し、再生可能エネルギー等を導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した住宅です。

【ZEH(ゼッチ)住宅のメリット】

経済性:高い断熱性能や高効率設備の利用により、月々の光熱費を安く抑えることができ、太陽光発電の売電を行った場合は収入を得ることができます。

〇快適性・健康性

高断熱の家は、室温を一定に保ちやすいので、夏は涼しく、冬は効率的に家全体を暖められるので、急激な温度変化によるヒートショックによる心筋梗塞などの事故を防ぐ効果もあります。

〇レジリエンス

台風や地震などの災害の発生に伴う停電時においても、太陽光発電や蓄電池を活用すれば電気を使うことができ、非常時でも安心な生活を送ることができます

〇補助金や減税

環境省では、「戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業」として、ZEH化するための工事費用の一部を補助する制度があります。

また、経済産業省では、「次世代ZEH+実証事業」として、ZEHよりもさらに高い省エネ性能や創エネ性能を持つ住宅を建設する場合に補助金を交付する制度があります。

新築ZEH普及実績と普及目標
2020年度 2021年度 2022年度 2025年度
ZHE普及実績 ZEH普及目標
0% 0% 100% 50%
既存改修ZEH普及実績と普及目標
2020年度 2021年度 2022年度 2025年度
ZHE普及実績 ZEH普及目標
0% 0% 0% 50%

HEAT20とは?

一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会が策定した、ZEHを超える、高い断熱性能を持つ住宅の基準の一つです。

HEAT20に適合する住宅は、省エネ性能が高く、快適で地球にも優しい住宅として注目されています

HEAT20をクリアする住宅は、断熱性能が高いため、室内の温度を効率的に保つことができます。また、省エネで節約に繋がるため、生活にかかるコストも安く抑えることができます

HEAT20認証住宅を選ぶメリットとしては、より快適な体感温度になることや、温度差が少なくなることで、ヒートショック、結露やカビを抑制して健康的に暮らせることなどが挙げられます。

HERT20は、国の基準を大きく超える、世界基準に近づく為にG1.G2.G3という3つのグレードの基準を提唱しています。

UA値とは?

住宅の断熱性能を示す数値です。外皮平均熱貫流率とも呼ばれ、住宅の内部から外部へ逃げる熱量を、外皮全体で平均した値で表します。UA値が低いほど、熱が逃げにくく、断熱性能が高いと言えます。UA値は、床や外壁、屋根(天井)、開口部などの面積や熱貫流率によって計算されます。UA値を下げる方法としては、窓に樹脂製サッシやLow-E複層ガラスを使用する、玄関ドアの断熱性能を上げる、断熱材を厚くするなどがあります。UA値が低く、気密性が高い住宅に住むメリットとしては、結露やカビを抑制できる、ヒートショックを予防できる、冷暖房費を節約できる、環境に優しいなどがあります。

2021年経済産業省 省エネルギー課の発表によると、2021年度の「断熱性能、省エネ性能の高い新築注文住宅」の割合は全体の26.7%となり、「断熱性能、省エネ性能の低い新築注文住宅」は全体の7割強に上ります。

断熱等級7 5地域 HEAT20 G3グレード UA値0.23 新築住宅全体の割合0.02%
断熱等級6 5地域 HEAT20 G2グレード UA値0.34 新築住宅全体の割合1.0%
断熱等級5 5地域 HEAT20 G1グレード UA値0.48
断熱等級5 5地域 ZEH基準 UA値0.60
断熱等級4 5地域 平成28年 省エネ基準 UA値0.87 新築住宅全体の割合73.3%
断熱等級3 5地域 平成4年 省エネ基準 UA値1.54
断熱等級2 5地域 昭和55年 省エネ基準 UA値1.67
断熱等級1 5地域 昭和55年未満 省エネ基準 UA値1.67以下

吹付ウレタン断熱材とは?

ポリウレタン樹脂でできた断熱材のことです。断熱性能の高さはもちろん、発泡することにより現場の形状にぴったりと密着するため、 隙間が少なく気密性の高い施工を実現。 自己接着力により末永く断熱性能を維持します。冷暖房の効率をあげ、高効率の設備を利用し、さらに太陽光などの創エネを利用すると光熱費の大幅な節約につなげることができます。

一般的なウレタン断熱材は耐火性やシロアリに弱いというデメリットがあると言われていますが、ティーズオールワークスではシロアリの餌となる木造部にホウ酸による防蟻処理(ボロンdeガード)を施し、気密性を高める事によりシロアリの侵入を防ぎます。

耐火性能は熱硬化性プラスチックの為、高温になっても液化しません。火災の際にアクアフォームは約300~400℃の固定状態で燃焼し、二酸化炭素を発生し、そのもの自体は炭化します。アクアフォームは熱で溶けることがありませんし、通常は石膏ボードの内側にあるので、火災の際に一気に燃え上がる危険はありません。日本工業規格による硬質ウレタンフォームのJIS A 9526に適合した製品です。また、木造軸組工法、枠組工法(2×4)では外壁の30分防火と45分の準耐火構造大臣認定も受けています。アクアフォームは住宅に安心して使える断熱材です。

防蟻処理(ボロンdeガード®工法)とは?

天然鉱物のホウ酸塩の一種で成り立っています。ホウ酸は土壌、海水、淡水、温泉そして微量に目薬にまで身の回りのどこにでもあります。また、人間を始めペット等の哺乳動物、植物には微量の必須元素で、万が一にも摂り過ぎた場合、体外に排出することができ、重篤な副作用も起こしません。また、ホウ酸は透明無臭で空気中に揮発もしません。安心安全、シックハウス症候群も起こさない、人・環境にやさしい自然素材です。そして、鉱物由来のため、効果は水(雨)分で流れ出ない限り恒常的に作用し続け、大切なおうちを守るバリアを長期間維持します。

セルロースファイバー断熱とは?

新聞紙をリサイクルした原料を元に、調湿性、防音性に加え、添加した自然素材であるホウ酸の効果による高い防火性や防虫性から「魔法の断熱材」とも呼ばれている最高グレードの断熱材です。

オール樹脂サッシ+トリプルLow-eガラスとは?

YKKAPやLIXIL等が発売している、熱の伝わりにくい樹脂素材と3 枚のガラスと 2 層の空気層でできている複層ガラス組み合わせた最高グレードの窓です。

アルミ樹脂複合サッシ+Low-eペアガラスとは?

10年ほど前の群馬県ではほとんど建築会社では、標準はアルミサッシ、一部のハウスメーカーやパッシブを主力とする工務店等が樹脂サッシを採用しだしました。世界的には1955年に西ドイツで樹脂(塩ビ)サッシが誕生し、スタンダード化されましたが、住宅後進国の日本では、ようやく外はアルミサッシ、中は樹脂サッシという複合サッシがスタンダート化されつつあります。建売住宅等ではいまだにアルミサッシが採用されているようです。

外張り断熱とは?

日本の住宅の断熱工事と言えば、柱と柱の間にグラスウール断熱材を、大工さんが充填する工事が一番多く認識されていますが、ヨーロッパ等ではさらに外壁の内側にフェノール等の熱に強い素材で家を囲む断熱工事がスタンダードとなっています。

高気密、高断熱とは?

上記で説明した通り、オール樹脂サッシ+トリプルLow-eガラスや、外張り断熱を採用し、家の隙間を極限まで少なくし、内断熱(グラスウールや吹付ウレタン断熱)+フェノール材等による内断熱の外側に断熱工事を施し、外気の影響を抑えた性能の家の事を指します。高気密の定義であるC値(群馬県は5以下)高断熱を測る指標UA値(群馬県は0.87以下)をさらに超える住宅が、高気密、高断熱な家と言えるでしょう。

【ティーズオールワークスの建てる新築住宅の実績】 UA値0.6/C値0.7以下

長期優良住宅認定制度とは?

国土交通省管轄の長期にわたり良好な状態で使用するための措置講じられた優良な住宅の事を指し、長期優良住宅の建築及び維持保全の計画を作成し、所管行政庁に申請することで認定を受けることができる制度の事です。ただしどんな住宅でも認定される訳ではなく、優良な住宅として認定されるには、提示されている基準を満たした上で、設計、届け出、申請、現場管理、施工指導等のハードルは高く、建築予算にプラスされますが、メリットとして、御国のお墨付きを認定してもらえるので、住宅としての「資産価値」が向上し、売却等の際に有利となります。

低炭素建築物とは?

所管行政庁(都道府県、市又は区)が認定を行う、二酸化炭素の排出のを抑えた建築物で、省エネで環境に優しい住宅の事を指します。上記の「長期優良住宅」と同じ考えで、追加費用が掛かりますが、税金や住宅ローンの金利等、優遇措置が多数あります。

BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)とは?

一般社団法人 住宅性能評価・表示協会が運営している登録BELS機関が建築物省エネ法第7条に基づき建築物の省エネ性能を表示する第三者認証制度の1つで、省エネ性能を客観的に評価し、一次エネルギー消費量をもとに5段階の星マークで表示しています。

住宅性能評価とは?

住宅の品質確保の促進等に関する法律(以下「品確法」という。)」に基づく制度です。 品確法は「住宅性能表示制度」を含む、以下の3本柱で構成されています。

① 新築住宅の基本構造部分の瑕疵担保責任期間を「10年間義務化」すること
②様々な住宅の性能をわかりやすく表示する「住宅性能表示制度」を制定すること
③トラブルを迅速に解決するための「指定住宅紛争処理機関」を整備すること
上記のような項目のように、新築を作る建築会社と家を建てる施主様との法的な取り決めや、もし争いが起きた際の弁護士会に紛争処理の申請を行うことができます。その他にも地震保険の優遇や、売却の際に有利(売却しやすい)と言われています。

屋根裏断熱とはとは?

屋根構造部(野地板、垂木等)に断熱材を施工する事をいいます。一般的な天井断熱に比べ、コストは上がりますが、屋根裏の温度上昇を抑制することにより、家全体の断熱効果、気密、エアコン効率を高める効果があるとされています。弊社ではその屋根裏断熱に気密タイプの温度センサー付き換気扇を採用している為、夏場の温度上昇に合わせて屋根裏を換気する設計を標準としています。

基礎断熱とは?

一般的な住宅では、基礎の中(床下)は家の外と考えますが、弊社では基礎の中(床下)も家の中として、基礎部に硬質ウレタン断熱を吹付、気密とともに、夏の温度上昇、冬の底冷えを抑制しています。

第三種換気とは?

建築基準法で定められた新築住宅に置ける換気システムは大きく分けて2種類があります。その一つが第三種換気であり、わかりやすく言うと、「自然吸気で外の空気を家の中へ入れ、機械(換気扇)を使って家の空気を外へ排出します」メリットはイニシャルコストを抑え、消費電力も低い為、ランニングコストも抑えられると言われています。デメリットは、夏の暑い空気を冷やそうとする家の中へ入れ続け、冬の寒い空気を温めようとしている家の中へ入れ続けるので、熱効率や気密性能が悪いとされています。

第一種換気とは?

機械で外の空気を家の中へ吸気し、機械で家の空気を外へ排出する換気の事を言います。弊社では、熱交換システムを気密、断熱を高めた床下に設置し、外の空気を一旦床下で吸気し、熱交換システムで温度調整と除湿を行い、さらに花粉、埃、PM2.5等除去された新鮮の空気を床下と居室に配ることにより、窓を開けなくても、室内は換気され、家の中を新鮮な空気が循環することにより、ハウスダストや湿気等をとどまらせず家の中を一年中快適良い環境保っているので、小さなお子様や、ペット等にもより最適な空間を提供しています。

全館空調システムとは?

一般的な住宅では、ルームエアコンを各居室に設置し、夏は部屋を冷やし、冬は部屋を暖めますが、全館空調では、部屋はもちろん、玄関、廊下、トイレ、洗面所、脱衣所、浴室にも冷気、暖気を配りますので、家全体の温度が均一化されやすく、浴室のヒートショックや廊下の底冷え等を抑制することにより、「夏は涼しく、冬は暖かい」を快適な住宅環境を実現しています。

Z空調とは?

ハウスメーカーの桧家住宅が開発した全館空調システムです。
他社の全館空調と比べると、設置スペースが狭く、動力(三相200V)ではなく、家庭用電力を使用しますので、イニシャルコスト、ランニングコストともに安価となります。全館空調業界ではトップシェアを誇りますので、使いやすく、メンテナンスを月に一度、専用のフィルターを掃除するだけと簡単です。

耐震等級1とは?

建築基準法として1950年に制定され、1985年5月31日までの耐震基準を「旧耐震」、それ以降を「新耐震」と呼んでいます。
旧耐震では「震度5程度の地震でも大きな損傷を受けないこと」が基準となっていました。これに対して新耐震では、「震度5程度では軽微な損傷にとどめ、震度6程度の大規模な地震でも建物の倒壊や損傷を受けないこと」という基準に変わっています。しかし1995に起きた阪神淡路大震災では、多くの住宅が損壊、崩壊した事を受け、2000年に建築基準法の改正で、阪神淡路大震災のような大地震にも、倒壊しないレベルとして「耐震等級1」が生まれました。

耐震等級3相当とは?

上記で説明したように、「数百年に一度起きる大震災でも耐えれる耐震等級1」の1.25倍の耐久力を誇る「耐震等級2」があり、さらに現在の建築基準法で定められる最高等級である「耐震等級3」は1.5倍の強度となっています。弊社で標準としている等級は「耐震等級3相当の耐久力を誇る」となり、住宅性能評価機関から認定されている訳ではありませんが、ご予算に応じて、「性能評価を受ける事」も可能です。